金価格が上がっている理由-パート3は、中国、インドの台頭、中央銀行の金購入、そして、年金基金の参入について説明します。
5.中国、インド経済の台頭
人口10億以上を抱える両国の巨大な購買力を背景に、今回は、銀、銅、亜鉛などメタル全般が買われています。特に、両国とも文化的に金大好きのお国柄なので、7~9%の経済成長とともに金需要が急増しています。中国は外貨準備も日本を抜き世界一に膨れ上がり、その一部を金での運用を始めたようです。また、中国では四大商業銀行中心に民間の金解禁が今年始まった段階です。
6.中央銀行の金購入
90年代にはドル黄金期の中で欧州中央銀行の金売却が金価格を押し下げました。ところが、2001年9月11日米同時多発テロを境に、ドル不安が強まる中、対外準備資産として金を逆に購入する動きが出てきています。特に、膨大な外貨準備を保有するに至ったアジア中東諸国の、外貨準備の中での金のシェアーが僅か1%程度なのです。(欧米諸国は40%前後 金を保有しています。)
7.年金基金の参入
金現物を購入し、有価証券を発行して上場する形式の新商品・金ETFが開発され、欧米の年金基金が長期保有を前提に金への分散運用を開始しました。既に、その購入総量は800トンを超え、中国の年間金需要の3年分近い金の現物が長期保有され大手銀行金庫に保管されています。
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