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2008年9月の金価格の予想

 8月の金相場の流れは正確につかまえられたのですが、ドル建価格が770ドル台にまで下げるという大暴落を予測することができませんでした。これほどまで下げるとは誰も予想していなかったと思います。むしろ下げすぎだと思っています。それでは、例によって、8月を振り返ってみたいと思います。8月の予想は、「7月下旬からの調整が終われば、息の長い上昇トレンドが始まります。これは間違いないと思います。それも、相当に強い上昇相場になるのではないかと考えています。その前の調整期間がどれくらい続くのかがポイントです。盆辺りか盆明けぐらいには、上昇に転じてくるのではないかと予想しています。価格は、ドル建で850ドル~990ドル、円建で3,000円~3,400円です。」というものでした。

 8月の流れを振り返ってみると、7月末からの下げ基調のまま8月に入り910ドル台で始まりましたが、4日には900ドルを切り、そのまま下げ続け11日には当面の抵抗ラインと考えていた850ドルも簡単に切ってしまいました。下げるスピードは衰えず15日には800ドルを割り774ドルの安値を記録しました。774ドルというのは、昨年11月以来9ヶ月ぶりの安値です。しかし、下げもここまでで8月の後半に入ると、たった1日で800ドルを回復し上昇に転じましたが、上昇しても845.6ドルまででした。価格の予想は、ドル建価格は850ドル~950ドルという予想に対して、実績は、774ドル~845.6ドル、円建価格は、3,000円~3,400円の予想に対して、2,786円~3,199円という結果ですから、ドル建価格で80~100ドル、円建価格で200円ほど予想よりも下げる結果となりました。それでは、なぜこのようなことになったのかを考えてみます。今回の下落の発端は、ECBのトリシェ総裁が5日に政策金利の据置を発表し、ユーロ圏の経済減速を示唆したことです。これによって、ドル高ユーロ安の流れになりました。これで、アメリカの金融不安は落ち着きましたが、アメリカの景気減速により世界的な景気減速が懸念されることになりました。今後、中国やインドなどの景気の落ち込みによって、原油などの商品も余ってくるという予想から原油価格が下落し、それにつれて金や銀などの貴金属の価格も下落しました。特に、ドルに対するユーロの低下が凄まじく、マネーの流れが変わってしまったようです。

 9月の予想です。9月は基本的に上昇トレンドです。これから大きく下げる心配はないようです。これから上昇しますが、上昇のピークは10月以降、11月になるかもしれません。9月上旬には下値固めが終わり、中旬以降上昇に拍車がかかってくるのではないかと予想しています。800ドルの下値固めは長くても9月前半で終わり後半は上昇していきます。ひょっとすると大幅高になるかもしれません。価格は、ドル建で750ドル~900ドル、円建で2,600円~3,200円だと考えています。相場の流れはまず間違いないと思っているのですが、価格は今後の為替の動きによって、どのようになるのか分からないところがあります。

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