【最近の金市場の概況】
9月も、相場の流れは、ほぼつかんでいたと思っているのですが、ファンドのパニック売りで736.4ドル、2,555円まで暴落するとは、まったく予想していませんでした。2ヶ月続けて大外れでした。しかし、8~9月の2ヶ月間は、本当に異常な動きだったと思います。
8~9月の2ヶ月間の大暴落は、サブプライム・ローンをきっかけに始まったアメリカの金融不安が、世界中に拡大していることが原因です。今まではヘッジファンドなどの破綻で済んでいたのですが、問題がヘッジファンドから証券会社に移ったということです。これで終わるわけではありません。これから、より問題の核心というか本質に近づいていると言うことです。病気で言えば、風邪かな?と思って病院に言ったら、肺炎かも知れないから検査してみよう、で検査してみたら肺がんにかかっていることが分かったという状況のようです。
徐々に病巣に近づいていますが、まだ核心に至っていない状況だと思います。これから精密検査をしていく過程で本質が分かるようです。9月29日にアメリカの下院議会で金融安定化法案が否決されました。これによって、この病気の治療法を変更せざる得なくなったということになります。アメリカ国民の感情もよく分かります。日本でも住専問題の時に同じような国民感情だったと思います。しかし、金融の流れがストップしてしまえば、血液が流れなくなるのですから、命そのものが危険に侵されることになることを、アメリカ国民は理解していないようです。10月3日にやっと、形を変えて金融安定化法案が可決されましたが、当初案よりも機動性のないものになったようです。そして、最後は、問題の核心である大手銀行に行き着くことになるようです。どのようなことになるのでしょうか?これからの世界経済の行方は、FRBのバーナンキ議長とポールソン財務大臣の二人の肩にゆだねられることになりそうです。
どちらにしても、これから、マネーの流れが大きく変わることになります。マネーというのは、より安全な場所を求めて移動します。それは、もう実物資産しかありません。その中で最も安全なのは、やはり金(ゴールド)ということになるようです。
いいえ、金(ゴールド)しか残っていないようです。
【2008年9月の金相場を振り返って】
簡単に9月の反省をします。9月の予想は、「9月は基本的に上昇トレンドです。これから大きく下げる心配はないようです。9月上旬には下値固めが終わり、中旬以降上昇に拍車がかかってくるのではないかと予想しています。800ドルの下値固めは長くても9月前半で終わり後半は上昇していきます。価格は、ドル建で800ドル~900ドル、円建で2,800円~3,200円だと考えています。」でした。9月は中旬から上昇に転じましたが、その前の調整で暴落してしまいました。価格の予想も、736.4ドル~922ドル、2,555円~3,044円という結果でした。価格の予想も大きく外す結果となりました。価格の予想は、ほんとうに難しいと思います。
【2008年10月の予想】
金相場の流れと金価格の予想
10月の予想です。今の相場では何が起きても不思議ではないので、もっとあいまいな表現にしたいところですが、10月は9月のように大きく下げる心配はないと思っています。10月下旬から11月上旬頃にピークをつけると考えているので、10月初旬までに9月末からの調整を終え、それ以降上昇すると考えています。価格は、ドル建で800ドル~990ドル、円建で2,700円~3,300円です。9月末のパニック売り以来、値動きが大きく激しくなっているので、予想レンジも大きくなってしまいました。
2月の金相場の予想をする前に、いつものように1月の反省をしておきます。 1月の...
3月の金相場の予想をする前に、2月の反省と評価をしておきます。 2月の予想は、...
4月の金相場の予想をする前に、3月の評価をしておきます。 3月の予想は、「2月...
7月の予想は、まったく外れてしまいました。大外れです。これぐらい外れるとあっけ...
6月予想の評価から。6月の予想は、「5月末からの下降トレンドは1ヶ月以上続くと...