(1月を振り返って)
1月の金価格の流れをドル建価格で振り返ってみます。1月2日に883ドルで2009年のスタートを切り、1月半ばまで下げました。15日に801ドルの安値を記録した後、上昇に転じ26日に916.3ドルまで上昇し下降トレンドに変わったかと思ったのですが、下げたのは2日間だけで、30日には930.3ドルの高値をつけ、927.3ドルで1月を終えました。
1月9日に発表されたアメリカの雇用統計では、予想よりも悪い結果となりドル安の流れになったこと、イスラエルのパレスチナ攻撃やロシアの天然ガス供給ストップなどの問題にも、金価格はあまり影響されることはありませんでした。本来ならば、これらのニュースによって金価格は上昇するのですが、実体経済の悪化の方が影響が大きかったようで、月の前半は下降トレンドに終始し800ドル近くまで下げてしまいました。
そして、1月後半になると金ETFの残高が増加し続け、記録の更新を繰り返しています。そして、23日にはユーロに対してドルが2%以上急落し、金価格も900ドルを超える急騰をしました。市場関係者は、金価格の急騰はNYの株安による安全への逃避買いだと言っています。ヨーロッパでも安全への逃避買いから、金ETFの残高が増加し続けています。一方、アジアでは現物の売りが続いています。ヨーロッパの金買いとアジアの現物売りが続いていますが、金ETFの増加が勝ったようで、金価格も異常な上昇になりました。
(金相場の流れ)
2月の金価格は、1月半ばから続いているヨーロッパの安全への逃避買いで金が買われ、金ETFの残高が増加し続けている状況が、どのように変わるのかということと、現在アメリカ上院議会で審議されている景気対策法案が可決された後、どのような評価になるのかが大きなポイントだと思っています。これによって、マネーの流れがどのように変わるかだと考えています。
4年サイクルからみると波Bの上昇は3月半ばまで続きます。プライマリーサイクルは、これから2波の下降トレンドが終り3波の上昇トレンドに入っていきます。2波の下降トレンドがどこまで続くのかによって、2月の流れが大きく変わると考えています。現時点では、2波は2月中旬には終わり下旬に入るまでに3波の上昇トレンドに変わると予想しています。そして、2月は上昇トレンドのまま終わることになると思います。
(金価格の予想)
金の価格は、下げても850ドルぐらいまでだと思っています。その後、上昇に転じます。上昇に変わる時期にもよりますが、急ピッチで上昇するようであれば、1月の高値である930.3ドルを超えることになるかもしれません。ドル建価格の予想としては850ドル~980ドルです。円建価格の予想は2,500円~2,900円だと考えています。
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