【5月の金市場の流れ】
4月の金相場の流れを振り返ってみます。
4月初めに開催されたロンドン金融サミットで、2010年には2%の経済成長を達成するために、「あらゆる必要な行動」を採ることで一致し総額5兆ドルの財政出動に踏み切ることを決め閉幕しました。この結果、景気や株価に対する楽観的な見方が広がる一方、安全資産としての金が売られるという流れに変わりました。GMやクライスラーなどの経営破綻や銀行の倒産などの不安が払拭されたわけではありませんが、市場は景気回復を織り込む展開に変わってきたようです。また、3日に発表されたアメリカの3月の雇用統計では、失業率が8.5%に上昇し、非農業部門の雇用者数は66万3千人の減少となりました。ロンドンでのG20金融サミット以降、G20各国政府が数十兆円にも上る財政出動を決めたことで、世界的に株価が上昇し、安全への逃避で買われていた金が売られる流れに変わりました。しかし、結果的に、4月は値動きの少ない1ヶ月となり、次の上昇に向けての調整期間だったような気がします。
【2009年5月の予想】
(金相場の流れ)
5月の金相場の流れを予測するために考えておかなければならないことは、4月初めにロンドンで開催されたG20金融サミットによって、G20各国政府が数十兆円にも上る財政出動を決めたことで、世界的に株価が上昇し、安全への逃避で買われていた金が売られる流れに変わったことです。そして、金融危機が回避され景気回復の兆しが見られるようになったことによって、今まで逆相関にあった株価と金価格とが純相関に変わっています。景気回復の兆しが出てきたことと、その反面インフレの懸念も出てきたことで、株価と金価格とが純相関の動きになっていると考えています。その流れがどの程度続くと考えるのかによって、5月の予測が変わります。いつまでも、このような流れが続くわけではありません。そのバランスがどのような形で崩れ始めることになるのでしょうか?私は、やはりGMが鍵になるのではないかと考えています。GMはクライスラーの破綻とは、まったくレベルが違います。
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