(1) サブプライム・ショック時の暴落状況
2007年8月16日に、株、為替、商品が大暴落しました。いわゆるサブプライム・ショックです。この1ヶ月ほど前の7月11日に開催された「日刊デリバティブ ジャパン創刊3周年記念講演」で、豊島逸夫氏が、この夏にサブプライム問題によってクラッシュが起きる可能性が高いということを語ってくれました。結果から見ると、まさに豊島氏の言った通りになりました。
サブプライムショック時の暴落は、7月25日に暴落の第1幕が始まり、最終の暴落となる8月16日の第3幕まで、3段階で下落したことがわかります。私は、サブプライム不安によるクラッシュは、8月13日から8月末までの間に起きると予想していました。当初の予想通りになりました。ところが、7月25日の第一幕で、それほど下げなかったことから、これは商品にまで波及しないのではないのかと考えていたのですが、最後の最後に、商品価格の下落にまで波及してしまいました。
省略
(2) サブプライム・ショック以降の暴落状況
2007年8月に起きたサブプライム・ショック以降、株価や商品価格の大幅な下落が4回起きています。2007年は11月に、そして2008年は3月、8月の3回です。過去3回の暴落の状況を順に説明していきます。
1.過去の暴落の様子(週足のローソク足チャート)
まず、過去の暴落の状況をローソク足チャートで見てみましょう。
下図は、2007年からの週足チャートです。金価格は、為替の影響を受けないドル建価格の動きを分析しています。したがって、チャートは、補足がない限り、すべてドル建価格の推移です。
省略
(3)暴落の性状
2007年8月に起きたサブプライム・ショックとそれ以降に起きた暴落の状況を整理すると、以下のようなことが分かりました。
1.サブプライム・ショックというのは、価格の下落が約5%程度、下落する期間は約3週間の暴落であった。その後に起きた暴落から比べると、たいした暴落ではなかった。
2.サブプライム・ショック以降の暴落は、価格の下落率が6%、18%、29%と拡大しており、下落の期間も3週間から14週間と長くなる傾向にあります。
3.価格が暴落する時は、3回に分けて下落し、最後の下げが最も大きい。
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