【6月の金市場の流れ】
6月の金相場の流れを振り返ってみます。
5月末からの上昇トレンドに乗って金価格は1,000ドル目前の992.1ドルまで上昇しましたが、5日に発表されたアメリカの雇用統計で、失業者数が35万人とほぼ半減した数字になったことで、ドルが買われ、為替は一時99円台まで2円以上の急落となりました。金価格も同じように急落し950ドル台まで下げ、一時は30ドル以上も下げる結果となりました。そして、どこからともなく俄かに沸き起こったアメリカの政策金利引き上げ観測によって、ニューヨークの金価格は、ドル高・ユーロ安、原油価格の下落を背景に反落し始めました。これに追随して、東京の金価格も一時3,000円台を割り込み、6月中旬には3,000円台前半での動きになりました。金市場ではアメリカの利上げ観測で、「金利を産まない金の弱み」が意識され、このような流れになったと考えられます。
【2009年7月の予想】
(金相場の流れ)
7月の金相場の流れを予測するために考えておかなければならないことは、雇用の悪化と夏枯れです。7月初めに発表された欧米の雇用統計によって、欧米での雇用情勢が急速に悪化しています。雇用の悪化は、景気の回復を遅らせるだけでなく、さらに悪くする可能性すらあるのです。これによって、ドルもユーロも弱くなり円の独歩高ということにでもなれば、円建の金価格は、さらに下げることになりそうです。
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