11月の金価格の流れを簡単に振り返ってみます。
11月は1,055.5ドルでスタートし、1ヶ月間上げ続けました。11月3日に昨年3月に記録したこれまでの史上最高値1,072ドルを更新し、それ以来11回も史上最高値の更新が続きました。今から考えても驚くような上げっぷりです。ほとんど調整らしい調整のない上昇でした。11月の高値は27日の1,196.8ドル、安値は2日の1,045ドル、終値は1,182.3ドルでした。
それにしても金の上昇圧力には驚きます。4年サイクルの波1の状況でこの上げっぷりですから、これから波3や波5が進行する頃には、どのような状況になっているのか想像するだけでワクワクしてきます。
(金相場の流れ)
12月の金相場の流れを予測するために考えておかなければならないことは、アメリカの景気と株式市場の動きです。企業業績は底を打ったということになっていますが、11月の雇用統計で失業率が10.2%から10%に改善したといっても、まだ本格的な回復という状況ではありません。今後、さらに雇用が回復してこなければ、景気の2番底という事態が現実味を帯びてきます。日本でも状況は同じです。年末の資金需要に合わせて、日銀は10兆円の量的緩和に踏みきりました。さらに、政府は第2次補正予算を編成し、景気対策として4兆円もの財政出動をするようです。アメリカも同じ様なことを考えているようです。これによって、景気の2番底が回避されるかどうかによって、金相場の動きも違ってくると考えています。
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