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 金価格の予想 アーカイブ

2008年05月16日

どうなる2008年の金価格?

 【2007年をふりかえって】

 2007年の金相場についてふりかえってみると、2007年はなんと言っても「サブプライム問題」元年であったと思います。この方面に詳しい人たちは、すでに2006年あたりから怖い怖いと言っていました。それが皆様もご存知のような形で表面化したのが、2007年の7月でした。サブプライム問題による暴落は、7月25日に暴落の第1幕が始まり、最終の暴落となる8月16日の第3幕まで、3段階で下落しました。この間の価格の推移は、以下の通りです。
金 ドル建価格 684.8ドル → 646.4ドル  38.4ドル(5.6%) 下落
  円建価格  2,660円  → 2,389円   271円 (10.2%) 下落
為替 ドル円  120.6円  → 111.6円   9.0円  (7.5%) 上昇

 この対策として、アメリカのFRBは急遽金利を引下げたり資金供給をするなどの処置をしましたが、それによってドル安の流れになり、今度はインフレ懸念によって、11月には金の価格は史上最高値に迫る848ドルまで上昇しました。円建価格も3,000円を軽く突破し3,102円まで上がりました。このサブプライム問題は、さらに深刻さを増し市場に大きな影響を与えています。その結果、今年初めの世界同時株安という状況がまだ続いています。かなり落ち着いてきましたが、まだまだどうなるのか分からない状況です。今後も、サププライム問題が形を変えて世界経済に影響を与えそうです。

 2007年の金の円建価格をふりかえってみましょう。1月4日に2,434円でスタートし、12月28日には3,000円を超え3,060円で2007年を終えました。安値は1月9日の2,355円、高値は11月7日の3,102円でした。1年間には当然上がったり下がったりはありますが、こうしてふりかえってみると、ほぼ上昇し続けたと言ってもいいと思います。2,434円から3,060円まで1年間に624円上昇したことになります。25.6%の上昇率になります。


 投資対象としてみた場合、年利20%にもなるものが他にあるでしょうか?年の初めに買って、終わりに売るという、こんな単純な取引だけで年間25%もの利益になるのですから、これ以上パフォーマンスのよい投資対象は他に考えられません。しかも、多くの人がまだ気がついていないのですから。2008年も迷うことなく金投資です。


 【2008年は、どんな年になるのか?】

 2008年が始まって2ヶ月近く経過しました。金価格は、年末からのドル安原油高の流れに乗り、年明け早々史上最高値更新で2008年をスタートしました。金価格がこれほどまでに上昇しているのは、昨年来のサブプライム問題による信用不安によってドルが全面安になっていることが原因です。年末にはこの時期特有の資金需要によって、ドル高になっていましたが、そこを乗り越えれば、ドルの信用不安という姿に戻ってきたようです。さらに、トルコがイラク北部を攻撃、パキスタンではブット元首相の暗殺、そしてナイジェリアやケニアの政情不安など、地政学的リスクが意識されることになり、安全なものへの逃避買いが活発になってきたと考えられます。それゆえ、年末から年始にかけて原油や金の価格が史上最高値を超える上昇になったようです。この流れは、簡単に終わるような話ではありません。まだしばらくこの流れが続くのではないかと思います。

 12月30日付の日経新聞13面の2007年運用通信簿という記事をご覧になった方も多いと思います。2006年末に約100万円分購入した金融商品が2007年12月21日時点でいくらになっていたか?という内容です。1位が新興国株26.8%の利回り、2位が金で18.5%、3位がREITで9.1%、4位以下は6%以下の利回りだったという結果です。新興国株が1位とは予想外でしたが、リスクが大きいことを考えれば納得できます。しかし、新興国株というのは上がり下がりが激しいので、安全性から考えるとどうかと思います。2位の金は昨年に引き続き2位という結果でした。

 この結果から考えると、金に投資していれば安全確実に利益を上げることができることがわかります。2年連続の2位ということは、確実に値上がりしているということです。以前から言っていますが、ここしばらくは金に投資しておけば、確実に資産を殖やすことができると思っています。しかも、先物で投資すれば、そのリターンは18%どころか何倍にもなる可能性があります。ということで、2008年も金に投資することがベストの選択だと言えます。まだ金への投資をしていない方がいれば、すぐに金投資を始めましょう!


 それでは、2008年の金相場は、どのようになるのでしょうか?私の予想を披露しましょう。もちろん、独断と偏見で予想していますので、当たると思わないで下さい。こんな風に考えているのかという程度に考えてください。

 史上最高値更新で始まった金相場は、この状態で3月まで史上最高値を更新しながら上昇していきます。そして、4月から8月まで5ヶ月間の長い調整期間を経て9月から上昇してきます。上昇に弾みがつけば11月に再度史上最高値を更新する可能性があります。ひょっとしたら、1000ドル超えがあるかもしれません。その後、年末までは調整期間になるというのが、私が予想している年間の流れです。ドル建価格は800ドル~1,000ドル、円建価格は2,900円~3,500円ぐらいだと思っています。

どうなる、5月の金相場?

 5月の金相場の予想をする前に、例によって4月の評価をしておきます。
4月の予想は、「前半は低迷しますが、後半は上昇トレンドに変わると予想しています。価格は、900ドル~960ドルですが、900ドルを切るという状況になると850ドルまで下げるかもしれません。その時には、上昇トレンドに変わるまでに、さらに1~2週間かかると考えています。円建価格は、ドル建価格が900ドル~960ドルの間であれば、2,900円~3,100円だと思っていますが、850ドルまで下げるようであれば、2,750円まで下げる可能性があると考えています。後半上昇トレンドになっても、960ドル、3,100円までは行かないと思っていますが、上昇ピッチが上がっても980ドル、3,200円までだと思います。」というものでした。

4月の金相場の流れは、3月に1033.9ドルの史上最高値を記録した後、下降トレンドに変わり900ドルを割れば、850ドルぐらいまで下落すると予想していたのですが、そこまで下げきらず早々に反転してしまいました。そのために、結果的には、まったく逆の展開になってしまいました。4月に入るやいなや上昇トレンドに変わり、その上昇トレンドが4月半ばまで続き、960ドル付近まで上昇しましたが、4月後半は下降トレンドになりました。金のドル建価格は、高値が17日の956.2ドル、安値は30日の860.4ドルでした。予想は850ドル~960ドルでしたので、ほぼ当っていたと思っています。円建価格は、高値が18日の3,141円、安値は30日の2,927円でした。予想は、2,900円~3,100円でしたので、少し高い方にズレるという結果になりました。

4月の予想に対する評価は、トレンドの予想は3月からの下降トレンドが早く終わったために、2週間ほどズレてしまい、前半と後半で、まったく逆のトレンドになってしまいました。当初予想していたよりも、ドル建価格の強さを感じました。900ドルを切っても800ドル台の価格は、たったの3日間だけで、すぐに900ドルを回復するという状況でした。しかし、後半に下降トレンドになり23日に900ドルを切ると、800ドル台のまま5月に入りました。しばらく、800ドル台で下値の模索が続くようです。

それでは、5月の予想です。4月の下降トレンドがいつ終わるかがポイントです。豊島逸夫氏が日経マネーのコラムで、「Sell in May and go away」という格言を紹介しています。内容は、5月は株も金も下がることが多いので5月には売っぱらって、修羅場から離れようという意味だそうです。格言から考えると、この下降トレンドは、まだまだ続くと考えるべきなのですが、この下降トレンドはゴールデン・ウィーク明けで終わり、その後は上昇トレンドに変わると予想しています。価格は、800ドルまで下げることはないと思っているので、840ドル~920ドルの範囲だと予想しています。たぶん、880ドルを挟んだ攻防がしばらく続くと考えています。円建価格は、2,900円~3,100円の範囲になるのではないかと考えています。為替の影響を±50円ぐらいみていただきたいと思います。今月の予想は、当たるのでしょうか?

2008年06月12日

どうなる、6月の金相場?

 まず5月予想の評価をします。5月は、「4月の下降トレンドがいつ終わるかがポイントです。「Sell in May and go away」という格言から考えると、この下降トレンドは、まだまだ続くと考えるべきなのですが、下降トレンドはゴールデン・ウィーク明けで終わり、その後は上昇トレンドに変わると予想しています。価格は、800ドルまで下げることはないと思っているので、840ドル~920ドルの範囲だと予想しています。たぶん、880ドルを挟んだ攻防がしばらく続くと考えています。円建価格は、2,900円~3,100円の範囲になると考えています。」というものでした。

 5月の金相場の流れは、ゴールデン・ウィーク中の2日に846.4ドルの安値を記録し、下降トレンドから上昇トレンドに変わりました。その後、月半ばまで860ドル~890ドルの範囲で推移し、16日に900ドルを超えると、さらに上昇し22日には935.4ドルまで上昇しましたが、その後月末にかけて下降し、結局900ドルを割り891.5ドルで5月を終えました。大まかな流れを整理すると、月初めに上昇トレンドに変わり3週間上昇した後、月末にかけて下げるという流れでした。価格は、高値が22日の935.4ドル、安値は2日の846.4ドルです。円建価格は、高値が22日の3,122円、安値は2日の2,882円でした。

 私の予想は、ゴールデン・ウィーク明けに上昇トレンドに変わり、月末まで上昇トレンドが続くという予想でしたが、ゴールデン・ウィーク中に上昇トレンドに変わり月末には下降トレンドになったので、私の予想した流れが1週間早く進んだという結果になりました。価格は、840ドル~920ドルの予想に対して、846ドル~935ドルですから、予想よりも少し高くなりましたが、ほぼ予想通りだったと思います。円建て価格は、2,900円~3,100円の予想に対し、2,882円~3,122円でしたので、これもほぼ予想通りになったと考えています。5月の予想に対する評価は、まずまずの結果だったとと自負しています。

 それでは、6月の予想です。5月末から下降トレンドになりました。この下降トレンドは1ヶ月以上続くと考えています。長ければ2ヶ月ぐらい続くのではないかと思っています。といっても、その間ずっと下げ続けるわけではありません。小さな上昇下降を繰り返しながら下げるという感じなのか、あるいは、あるレンジの中だけで動くという感じになるのかもしれません。5月末にかなりのレベルまで下げているので、やはり、あるレンジの中だけで動く可能性が高いと思っています。それでは、その価格レンジは、どの程度になるのでしょうか?6月は、840ドル~920ドルの範囲になるのではないかと予想しています。円建価格は、2,900円~3,100円ですが、最近の為替の動きを見ていると、100円ぐらいの幅でどちらに動くのか分からない状況です。ここのところ、相場の流れは、私の予想よりも早く進んでいますが、6月は早く進んだとしても、上昇トレンドに変わってどんどん上昇するようなことにはならないと思います。さて、今月の予想は、当たるのでしょうか?

2008年09月21日

9月の金価格の予想

 8月の金相場の流れは正確につかまえられたのですが、ドル建価格が770ドル台にまで下げるという大暴落を予測することができませんでした。これほどまで下げるとは誰も予想していなかったと思います。むしろ下げすぎだと思っています。それでは、例によって、8月を振り返ってみたいと思います。8月の予想は、「7月下旬からの調整が終われば、息の長い上昇トレンドが始まります。これは間違いないと思います。それも、相当に強い上昇相場になるのではないかと考えています。その前の調整期間がどれくらい続くのかがポイントです。盆辺りか盆明けぐらいには、上昇に転じてくるのではないかと予想しています。価格は、ドル建で850ドル~990ドル、円建で3,000円~3,400円です。」というものでした。

 8月の流れを振り返ってみると、7月末からの下げ基調のまま8月に入り910ドル台で始まりましたが、4日には900ドルを切り、そのまま下げ続け11日には当面の抵抗ラインと考えていた850ドルも簡単に切ってしまいました。下げるスピードは衰えず15日には800ドルを割り774ドルの安値を記録しました。774ドルというのは、昨年11月以来9ヶ月ぶりの安値です。しかし、下げもここまでで8月の後半に入ると、たった1日で800ドルを回復し上昇に転じましたが、上昇しても845.6ドルまででした。価格の予想は、ドル建価格は850ドル~950ドルという予想に対して、実績は、774ドル~845.6ドル、円建価格は、3,000円~3,400円の予想に対して、2,786円~3,199円という結果ですから、ドル建価格で80~100ドル、円建価格で200円ほど予想よりも下げる結果となりました。それでは、なぜこのようなことになったのかを考えてみます。今回の下落の発端は、ECBのトリシェ総裁が5日に政策金利の据置を発表し、ユーロ圏の経済減速を示唆したことです。これによって、ドル高ユーロ安の流れになりました。これで、アメリカの金融不安は落ち着きましたが、アメリカの景気減速により世界的な景気減速が懸念されることになりました。今後、中国やインドなどの景気の落ち込みによって、原油などの商品も余ってくるという予想から原油価格が下落し、それにつれて金や銀などの貴金属の価格も下落しました。特に、ドルに対するユーロの低下が凄まじく、マネーの流れが変わってしまったようです。

 9月の予想です。9月は基本的に上昇トレンドです。これから大きく下げる心配はないようです。これから上昇しますが、上昇のピークは10月以降、11月になるかもしれません。9月上旬には下値固めが終わり、中旬以降上昇に拍車がかかってくるのではないかと予想しています。800ドルの下値固めは長くても9月前半で終わり後半は上昇していきます。ひょっとすると大幅高になるかもしれません。価格は、ドル建で750ドル~900ドル、円建で2,600円~3,200円だと考えています。相場の流れはまず間違いないと思っているのですが、価格は今後の為替の動きによって、どのようになるのか分からないところがあります。

2008年10月08日

10月の金価格の予想

 【最近の金市場の概況】

 9月も、相場の流れは、ほぼつかんでいたと思っているのですが、ファンドのパニック売りで736.4ドル、2,555円まで暴落するとは、まったく予想していませんでした。2ヶ月続けて大外れでした。しかし、8~9月の2ヶ月間は、本当に異常な動きだったと思います。

 8~9月の2ヶ月間の大暴落は、サブプライム・ローンをきっかけに始まったアメリカの金融不安が、世界中に拡大していることが原因です。今まではヘッジファンドなどの破綻で済んでいたのですが、問題がヘッジファンドから証券会社に移ったということです。これで終わるわけではありません。これから、より問題の核心というか本質に近づいていると言うことです。病気で言えば、風邪かな?と思って病院に言ったら、肺炎かも知れないから検査してみよう、で検査してみたら肺がんにかかっていることが分かったという状況のようです。

 徐々に病巣に近づいていますが、まだ核心に至っていない状況だと思います。これから精密検査をしていく過程で本質が分かるようです。9月29日にアメリカの下院議会で金融安定化法案が否決されました。これによって、この病気の治療法を変更せざる得なくなったということになります。アメリカ国民の感情もよく分かります。日本でも住専問題の時に同じような国民感情だったと思います。しかし、金融の流れがストップしてしまえば、血液が流れなくなるのですから、命そのものが危険に侵されることになることを、アメリカ国民は理解していないようです。10月3日にやっと、形を変えて金融安定化法案が可決されましたが、当初案よりも機動性のないものになったようです。そして、最後は、問題の核心である大手銀行に行き着くことになるようです。どのようなことになるのでしょうか?これからの世界経済の行方は、FRBのバーナンキ議長とポールソン財務大臣の二人の肩にゆだねられることになりそうです。

 どちらにしても、これから、マネーの流れが大きく変わることになります。マネーというのは、より安全な場所を求めて移動します。それは、もう実物資産しかありません。その中で最も安全なのは、やはり金(ゴールド)ということになるようです。
いいえ、金(ゴールド)しか残っていないようです。

 【2008年9月の金相場を振り返って】

 簡単に9月の反省をします。9月の予想は、「9月は基本的に上昇トレンドです。これから大きく下げる心配はないようです。9月上旬には下値固めが終わり、中旬以降上昇に拍車がかかってくるのではないかと予想しています。800ドルの下値固めは長くても9月前半で終わり後半は上昇していきます。価格は、ドル建で800ドル~900ドル、円建で2,800円~3,200円だと考えています。」でした。9月は中旬から上昇に転じましたが、その前の調整で暴落してしまいました。価格の予想も、736.4ドル~922ドル、2,555円~3,044円という結果でした。価格の予想も大きく外す結果となりました。価格の予想は、ほんとうに難しいと思います。

  【2008年10月の予想】

 金相場の流れと金価格の予想

 10月の予想です。今の相場では何が起きても不思議ではないので、もっとあいまいな表現にしたいところですが、10月は9月のように大きく下げる心配はないと思っています。10月下旬から11月上旬頃にピークをつけると考えているので、10月初旬までに9月末からの調整を終え、それ以降上昇すると考えています。価格は、ドル建で800ドル~990ドル、円建で2,700円~3,300円です。9月末のパニック売り以来、値動きが大きく激しくなっているので、予想レンジも大きくなってしまいました。

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