どうなる2008年の金価格?
【2007年をふりかえって】
2007年の金相場についてふりかえってみると、2007年はなんと言っても「サブプライム問題」元年であったと思います。この方面に詳しい人たちは、すでに2006年あたりから怖い怖いと言っていました。それが皆様もご存知のような形で表面化したのが、2007年の7月でした。サブプライム問題による暴落は、7月25日に暴落の第1幕が始まり、最終の暴落となる8月16日の第3幕まで、3段階で下落しました。この間の価格の推移は、以下の通りです。
金 ドル建価格 684.8ドル → 646.4ドル 38.4ドル(5.6%) 下落
円建価格 2,660円 → 2,389円 271円 (10.2%) 下落
為替 ドル円 120.6円 → 111.6円 9.0円 (7.5%) 上昇
この対策として、アメリカのFRBは急遽金利を引下げたり資金供給をするなどの処置をしましたが、それによってドル安の流れになり、今度はインフレ懸念によって、11月には金の価格は史上最高値に迫る848ドルまで上昇しました。円建価格も3,000円を軽く突破し3,102円まで上がりました。このサブプライム問題は、さらに深刻さを増し市場に大きな影響を与えています。その結果、今年初めの世界同時株安という状況がまだ続いています。かなり落ち着いてきましたが、まだまだどうなるのか分からない状況です。今後も、サププライム問題が形を変えて世界経済に影響を与えそうです。
2007年の金の円建価格をふりかえってみましょう。1月4日に2,434円でスタートし、12月28日には3,000円を超え3,060円で2007年を終えました。安値は1月9日の2,355円、高値は11月7日の3,102円でした。1年間には当然上がったり下がったりはありますが、こうしてふりかえってみると、ほぼ上昇し続けたと言ってもいいと思います。2,434円から3,060円まで1年間に624円上昇したことになります。25.6%の上昇率になります。
投資対象としてみた場合、年利20%にもなるものが他にあるでしょうか?年の初めに買って、終わりに売るという、こんな単純な取引だけで年間25%もの利益になるのですから、これ以上パフォーマンスのよい投資対象は他に考えられません。しかも、多くの人がまだ気がついていないのですから。2008年も迷うことなく金投資です。
【2008年は、どんな年になるのか?】
2008年が始まって2ヶ月近く経過しました。金価格は、年末からのドル安原油高の流れに乗り、年明け早々史上最高値更新で2008年をスタートしました。金価格がこれほどまでに上昇しているのは、昨年来のサブプライム問題による信用不安によってドルが全面安になっていることが原因です。年末にはこの時期特有の資金需要によって、ドル高になっていましたが、そこを乗り越えれば、ドルの信用不安という姿に戻ってきたようです。さらに、トルコがイラク北部を攻撃、パキスタンではブット元首相の暗殺、そしてナイジェリアやケニアの政情不安など、地政学的リスクが意識されることになり、安全なものへの逃避買いが活発になってきたと考えられます。それゆえ、年末から年始にかけて原油や金の価格が史上最高値を超える上昇になったようです。この流れは、簡単に終わるような話ではありません。まだしばらくこの流れが続くのではないかと思います。
12月30日付の日経新聞13面の2007年運用通信簿という記事をご覧になった方も多いと思います。2006年末に約100万円分購入した金融商品が2007年12月21日時点でいくらになっていたか?という内容です。1位が新興国株26.8%の利回り、2位が金で18.5%、3位がREITで9.1%、4位以下は6%以下の利回りだったという結果です。新興国株が1位とは予想外でしたが、リスクが大きいことを考えれば納得できます。しかし、新興国株というのは上がり下がりが激しいので、安全性から考えるとどうかと思います。2位の金は昨年に引き続き2位という結果でした。
この結果から考えると、金に投資していれば安全確実に利益を上げることができることがわかります。2年連続の2位ということは、確実に値上がりしているということです。以前から言っていますが、ここしばらくは金に投資しておけば、確実に資産を殖やすことができると思っています。しかも、先物で投資すれば、そのリターンは18%どころか何倍にもなる可能性があります。ということで、2008年も金に投資することがベストの選択だと言えます。まだ金への投資をしていない方がいれば、すぐに金投資を始めましょう!
それでは、2008年の金相場は、どのようになるのでしょうか?私の予想を披露しましょう。もちろん、独断と偏見で予想していますので、当たると思わないで下さい。こんな風に考えているのかという程度に考えてください。
史上最高値更新で始まった金相場は、この状態で3月まで史上最高値を更新しながら上昇していきます。そして、4月から8月まで5ヶ月間の長い調整期間を経て9月から上昇してきます。上昇に弾みがつけば11月に再度史上最高値を更新する可能性があります。ひょっとしたら、1000ドル超えがあるかもしれません。その後、年末までは調整期間になるというのが、私が予想している年間の流れです。ドル建価格は800ドル~1,000ドル、円建価格は2,900円~3,500円ぐらいだと思っています。